フェアリーテイル 第454話 感想
第454話「飛竜隊とミサゴ隊」
アルバレス帝国は空から攻めてきた。
西方上空に巡洋艦約50!
メイビスの指示により鐘が鳴らされ、敵の襲来はナツたちも知るところとなる。
だが準備をする間もなく船から砲撃が開始。
フェアリーテイルへの集中砲火・・・だがその攻撃は街に届くことはなかった。
街を囲むように展開されたバリア、フリードによる術式だ。
決して長く持つものではないが、それでもここまではメイビスの想定の範囲内。
むしろ、先行部隊と思われる敵の攻撃は予想より小規模であった。
いよいよ攻撃に転じるフェアリーテイル。
メイビスは飛竜隊とミサゴ隊に攻撃開始を指示する。
飛竜隊・・・それはナツ、ガジル、ウェンディのドラゴンスレイヤーで結成された三人と三匹のチームだ。
敵艦隊の間を飛び回り、次々と船を撃破していく。
一方のミサゴ隊は、アルザックとビスカ、アスカの三人。
街外れで待機していた彼らの前には、巨大な大砲があった。
それはかつてファントムロードが主砲にしていたこともある、魔導集束砲ジュピター。
ビスカの能力を持ってしても確実に当てるのは難しい距離。
だが一発の魔力装填には15分も掛かり、絶対に外すことは出来ない。
それでも信じるメイビスやアルザック、そして付けられた“ミサゴ”の名。
「狙った獲物は逃がさない」
西方上空から攻めてきた約50もの巡洋艦。
しかし、それもメイビス様は想定済み。
さすが!
フリードの術式、ドラゴンスレイヤートリオに、上空の敵を狙い撃つジュピター。
既に準備は万端だった。
そしてスナイパーなビスカママが格好良いです・・・!
発射されたジュピター。
しかし真正面から受けて立ったアジィールはそれを拡散し、彼が乗る船は無傷。
だが後方の船数十隻を破壊することには成功した。
その混乱に乗じてナツたちはアジィールの乗る船に降り、彼との決戦に出る。
ところが船はもちろん乗り物。
三人揃って乗り物酔いを発症させてしまった。
頼みのトロイアも、ウェンディ自身が酔っていれば効果0。
しかも最悪なことに、メイビスはこの事態を計算に入れていなかった・・・。
何隻かの船を地上に降ろさせつつ、アジィールは空に浮かぶ船上でナツたちの始末に取り掛かる。
アルバレスで啖呵を切ったナツの力強さも、今は弱り切って見る影もない。
「笑わせるねえ、こんなザコの集まりが・・・」
まずはナツへと手を上げるアジィール。
しかし彼が乗る船の先端が突如として斬られ、ナツたちはそれと共に地上へと落ちていく・・・。
そして彼らと入れ替わるように船に降り立ったのは、天輪の鎧に換装したエルザだった。
魔導集束砲ジュピター。
フェアリーテイルを守るためだったとはいえ、真っ向から受けたエルザをしばらく戦闘不能にさせたほどの威力を持つ。
ところが、アジィールはそれを触れることなく拡散させてしまった。
とんでもねぇ奴だな。
そんなアジィールに対し、三人がかりで挑むドラゴンスレイヤートリオ。
・・・が、乗り物酔い発症はお約束。
しかしそんなお約束展開になることを計算に入れていなかったメイビス様、うっかりさんですぞ・・・!
一時リタイアしたナツたちに替わり、アジィールと対峙するのはエルザ!
これは意外な組み合わせ!!
次回のサブタイ。
第455話「マグノリア防衛戦」
地上に降りたアルバレスの兵隊たち。
それに対する、フェアリーテイルの魔導士たちの防衛戦!
って感じかな。
エルザとアジィールとの決着は少し後になりそう。